【トレンドリポート】雇用管理区分の変更 -金融業をめぐる課題と方向性
講師のみなさま、こんにちは!
2回にわたり、製造業をめぐる課題と方向性についてリポート(Vol1/Vol2)してきましたが、
12月は、金融業についてお届けしていきます😉
∈ 金融業界におけるDX ∋
「金融業界のDX」と聞いて、多くの方がまず思い浮かべるのは
「レガシーシステムの刷新」ではないでしょうか。
金融業界では「2025年の崖」と呼ばれるレガシーシステムの問題があり、
これがDX推進の大きな課題だそうです。
一方で、金融業界ではRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、
ブロックチェーン、オンラインバンキングなどの技術が導入され、
生活者としても、デジタル化の推進を実感する機会が増えています🏦
∈ 一般職から総合職へ ∋
レガシーシステムの刷新や顧客体験におけるデジタル化といった変化に加えて、
働き方についても大きな変化が起こっています。
それは、一般職が廃止され総合職に統合されていくという雇用管理区分の変更です。
金融業界では、一般職の割合は約60~70%とされ、総合職よりも多い状況です。
このような変化の中で、従業員のキャリアへの向き合い方も変わりつつあります。
いままでは人事制度上、キャリアの方向を変えることが難しい場合もありましたが、
今後は従業員自身が、キャリアを自律的に設計していく必要があります📝
一方で、企業側にも、従業員のキャリア構築支援の強化が求められています。
従業員が専門性をどう確立していくか、目指すキャリアに対してどんなスキルが必要で、
それらをどのように学んでいくかといった点を、従業員に示していく動きが予想されます。
Udemy Businessも、その支援の一環で活用されています。
ですので、みなさんの講座の中でも、学習ロードマップやどんなスキルが身につくかを
今まで以上にハイライトしてみるのも、よいのではないでしょうか。
各社の人事戦略をウォッチしてみるのも非常に勉強になります。
(参考)三菱UFJ銀行、転居異動者に最大180万円 全行員が「自律的にキャリアを選べる組織」へ (2024年12月24日閲覧)
∈ Salesの声 ∋
コメント
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なるほどですね~
企業研修って一言でまとめがちですが、どういった事業を営んでいるか?によって、勝負所が違いますよね。勝負所が違えば、何をどう伸ばしたいか?も違うでしょうし。
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