【トレンドリポート】デジタル敗戦とCX - 製造業をめぐる課題と方向性

講師のみなさま、こんにちは! 

10月から、みなさまの講座制作のヒントになるような

✨社会をとりまくトレンドにまつわるTopics✨をお届けする企画をはじめます💡

教育への投資につながる話題をピックアップしていく予定ですので、お楽しみに!


Vol.1の今回は「製造業」を取り上げます。

経済産業省の「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」を読み解きながら、

デジタル敗戦】をピックアップいたしました。

∈ デジタル敗戦って何? ∋

「デジタル敗戦」、インパクトのある言葉ですよね👀

みなさんはこの言葉を聞いたことがありますか?

これは、「デジタル技術を活用できずに競争力を失ってしまった状況」を指すそうです。

日本の製造業は、

モノづくりの技術は優れているのに、ビジネスの面で負けてしまうことが多くあるのだそう。


デジタル敗戦の一因 ∋

デジタル敗戦の一因としては、「現場任せ」と「コーポレート不在」が挙げられます。

製造業企業では、海外現地法人の従業員数は2倍近くに増加し、

従業員全体の6割強が海外拠点にいるそうです✈

製造業で働く人がグローバル化・多様化している様子がわかります。

その一方で、組織は縦割りで閉鎖的な構造が見られ、

オープンイノベーションの取り組みが進みにくい状況があるようです。

さらに、新卒一括採用やドメスティックなOJT中心の教育が続いているため、

国際的な視野を持った人材🌏が育ちにくいという課題もあるとのこと。

現場の技術者が持っている優れたモノづくりの技術を活かすには、

企業全体としての戦略が欠かせません。

しかし現状は、海外拠点・ドメスティック、それぞれの現場最適となっていて、

コーポレート全体としての最適化を推し進めることができていない状況があるようです。

∈ どうすればいいの? ∋


「デジタル敗戦」から脱却するには、「経営モデル」の変革が必要となってきます。

重要なカギ🔑となるのは、CX(コーポレートトランスフォーメーション)の推進です。

CXとは、ファイナンス・人的資源・デジタルの領域で、

ヒト・モノ・カネ・データのリソースを可視化しながら、再分配するしくみを形成することです。

加えて、「イネーブラーの育成」も重要です。

具体的には、製造業DX技術インテグレーター(製造業の理解と技術的な知識を併せ持ち、

異なる技術やシステムを統合して、連携させる役割を担う者)を育成し、

製造業DX技術を持つ業種への支援や、

ITインフラの整備や物流管理などの、非コア技術の標準化の支援を行えるようになることが

求められています。

これにより、企業全体がデジタル技術を取り入れ、効率的に運営できるようになります💡

また、DX税制・モノづくり補助金等を活用したDX人材育成の支援も

引き続き活発な業界なので、Udemyでのリスキリングと相性がよいですね!


∈ Udemy BusinessのSales担当者より😉

実際に製造業を担当しているUdemy BusinessのSales担当者からは、

以下のような声をもらっています!


∈ まとめ ∋

製造業は、DX/BX(ビジネストランスフォーメーション)/CXと様々な変革が必要な業界ですが、

デジタル技術を活用することで大きな成長も期待できます。

ぜひ、ご自分の専門性と業界を結びつけて、講座制作の切り口を見つけてみてくださいね🧐


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いかがでしたでしょうか。

最後に、みなさんの意見や質問をお待ちしています。

どんなことでも、ぜひお気軽にコメントしてください😉

これからも一緒に学びを深められたらうれしいです!どうぞよろしくお願いします!


*「第16回 産業構造審議会 製造産業分科会 資料4 製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」(経済産業省)(016_04_00.pdf (meti.go.jp))をもとにベネッセコーポレーション作成

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