【トレンドリポート】製薬業界に求められるDX〜バイオ系研究者にコンピューターサイエンスが不可欠なワケ〜


講師のみなさま、こんにちは!
今回は製薬業界💊にスポットライトを当ててお届けします。
製薬業界の中でも、研究開発職やMRの方に求められる資質を深掘りしてみました💡
∈ バイオ系研究者が求められるスキル ∋
製薬業界では、バイオ系研究者が研究開発職として新薬の開発などに臨んでいます。
研究開発職は競合他社との競争力の鍵を握る重要な人材。
企業としてはより注力して育成したいターゲットだといえるでしょう。
そのバイオ系研究者のキャリアパスとして近年重視されているのが、
コンピューターサイエンス🔎の学びです。
現在、バイオ研究・創薬研究の大部分が、
コンピューターサイエンスとの複合領域となっています。
しかし、現状、日本においては、
バイオ系の専門性とコンピューターサイエンスの専門性を兼ね備えた人材は多くありません。
そこで、各製薬企業ではバイオ系研究者に向けたコンピューターサイエンスに関わる学習を優先度高く推進しています。
逆にいえば、バイオ系研究者はコンピューターサイエンスの専門性を獲得していくことで、人材価値を高めていくことができるのです。
∈ なぜ、コンピューターサイエンスが不可欠なのか? ∋
では、なぜコンピューターサイエンスの知見が求められるようになったのでしょうか?
理由は大きく3つあるといわれています。
1.測定技術の技術革新📏
さまざまな測定技術の発展により、それぞれの実験で取り扱う量がテラバイト単位まで増大。
この膨大な測定量の恩恵を受け、研究成果につなげていくためには、データ解析のスキルが不可欠となったのです。
2.AI関連技術の発展📈
これまで蓄積した治験や健康管理データをAIによって分析し、患者の経過などを予測することが求められるようになりました。
データドリブンな体制を構築して、患者のQOLの向上などにつなげていくことが重視されているのです。
3.オープンサイエンスの潮流🔬
パンデミックの経験から、企業であっても研究の透明性やデータ開示が要請される社会となりました。
こうした背景により、科学コミュニティで開示・提供されるデータが爆発的に増加。それを解析し、活かす能力が必要とされているのです。
以上の背景から製薬業界においてUdemy Businessの利用は広がっており、
ビックデータ解析やAI活用などのスキルを高める講座が求められています。
∈ MRに求められるスキルの変容 ∋
研究者のスキルアップはもちろんですが、
製薬会社に一番多い人材であるMRのスキル支援も重要です。
MRに対して求められるコンピテンシーも変容しています。
コロナ禍を経て、デジタルデバイスを活用した営業手法が一般化し、
従来型の営業スタイルからの変容が必要とされました。
営業の効率化が問われている昨今、MRにおいてもデジタルスキルが一層必要と
なっているのです。
コンピテンシーの変化のもと、ITパスポートを取得したり、
G検定受検を推奨したりするDX戦略を進める製薬企業も登場しています。
こういった企業では、Udemy Businessは自己学習と資格取得の両方を期待され、
導入いただいています。
∈ Udemy BusinessのSales担当者より ∋
参考:
令和5年版 厚生労働白書:
NTT DATA 製薬・ライフサイエンス:
特定⾮営利活動法⼈ ⽇本バイオインフォマティクス学会
バイオインフォマティクス人材の最新潮流~ L×T bridge ニューフロンティア 編 vol.5 | Japanese Society for Bioinformatics - JSBi
をもとに、株式会社ベネッセコーポレーション作成